昨晩、夜中まで続いた
ビーフリードという点滴のせいで
血管が痛い。
これならエレンタールで
栄養を摂った方がマシかもと
思ってしまった。
看護師さんに相談してみよう。
朝の回診時、
昨日の大腸内視鏡検査の結果について
外科の先生に聞いてみた。
本当は内科の先生に聞きたいけど、
今回は手術の為に外科患者として
入院している為、
担当は外科の先生になる。
「昨日、内視鏡で腸を見た時点で、
もう止血していたので、
出血場所はわかりませんでした。
原因が食事かどうかもわかりません。
通常でも術後出血する方はいるんですが、
佐倉さんの場合、クローン病もあるので、
そこの兼ね合いも含めて、
内科の先生と相談して治療していきますね」
と、説明してくれた。
（そっか、原因わからないのか…）
止血したのは安心したけれど、
原因がわからないのは残念だった。
とにかく今日も絶食だ。
点滴がビーフリードだと血管痛が辛いと
看護師さんに伝えると、
先生に相談してくれて
血管痛が起きにくい点滴に変えてくれた。
点滴以外は特にすることもないので、
読書で過ごした。
翌朝、お臍に張ってある
カラヤヘッシブ（防水テープみたいな
もの）が剥がれて、お臍から汁が漏れていた。
パジャマに染み込むくらいの量が
漏れていてびっくりする。
ちょうど朝の回診の時間だったので、
先生に診てもらうと、
皮膚の傷を治す為に出ているので、
心配ないとの事。
カラヤヘッシブを全部はがして、
ガーゼを当ててくれた。
「シャワーの時に優しく洗って、
きれいにして下さいね」
沁みないの！？と思ったけれど、
大丈夫らしい。
そして今日から食事も再開した。
五分粥と柔らかいおかずから再スタート。
数日前は食べれることが
すごく嬉しかったのに、
また血便になるのが怖くて
あまり食べないようにした。
お腹は空いてるし、
食欲はあるから全部食べたいけれど、
血便の原因がわからない以上、
食事制限も試してみるしかない。
今日も１日検査もなく、点滴だけなので、
読書をして過ごす。
夕方、看護師さんが来て
「明日、執刀医の先生から
お話がありますのでお願いしますね」
と伝えられた。
（腸は大丈夫なのかなぁ。
退院延びるとか言われるのかなぁ）
不安しか出てこない。
何を言われても大丈夫なように、
ある程度覚悟はしておこうと思った。
続く
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